部員リレー日記 2011/4/6
ハヤシライスです。
投稿日時:2011/04/06(水) 00:00
更新が大幅に遅れてしまい申し訳ございません。
最近ハマってることもなく、だらだらと過ごしています。そんな日々に嫌気がさしたので、今更ながら、福沢先生が著した?福翁自伝を読んでみることに。
共感できた一説を紹介したいと思います。
目的なしの勉強
兎に角に当時緒方の書生は、十中の七、八、目的なしに苦学した者であるがその目的のなかったのが却って仕合で、江戸の書生よりも能く勉強が出来たのであろう。ソレカラ考えてみると、今日の書生にしても余り学問を勉強すると同時に始終我身の行く先ばかり考えているようでは、修業は出来なかろうと思う。さればといって、ただ迂闊に本ばかり見ているのは最も宜しくない。宜しくないとはいいながら、また始終今もいう通り自分の身の行く末のみ考えて、如何したらば立身が出来るだろうか、如何したらば金が手に這入るだろうか、立派な家に住むことが出来るだろうか、如何すれば旨い物を食い好い着物を着られるだろうか、というようなことにばかり心を引かれて、齷齪(あくせく)勉強するということでは、決して真の勉強は出来ないだろうと思う。就学勉強中はおのずから静かにして居らなければならぬ、という理屈がここに出て釆ようと思う。
もうちょっとちゃんと読んでから更新します。
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